イイダッカ商店〜ぼくたち夫婦の、人生かけた実験記録〜

中学卒業後10年ぶりの再会を機になぜか急に結婚した二人が人生かけた多様な実験を綴るピースフルブログ。あなたが笑ってくれたら嬉しい。

初めてはあまりにも

初めての寝返り、

初めてのお座り、

初めてのたっち、

初めてのあんよ…

 

育児中に出会うたくさんの初めて。

 

が、あるはずなのに、

 

一つ一ついつだったのかが分からない。

 

これは理由が二つ考えうる。

 

一、私の観察力があまりに乏しいこと。

二、息子の初めてがあまりにさり気なさすぎること。

 

 

唯一カメラに収められたのは、初めてのお座りと初めてのつかまり立ち。

 

 

どちらも予期せぬタイミングで、

思わぬほどさりげなく執り行われた。

 

 

「ん?これおすわ…り…だよね!?お座りしてるわ。」

 

と気づき慌ててカシャ。

 

飲み会中の夫と実家の父に送った。

 

 

かまり立ちは、息子を洗濯カゴの中に入れて、私がゆらゆら揺らして遊んでいたときのこと。

 

「ふぅ〜、腰が〜」と、カゴを床に置く。

 

 

ひっくり返らないよう、両足で挟む。

 

 

…と、「ん…?立った…?これ立ってる…!?」

 

 

と、慌ててカシャ。

 

 

慌てすぎてブレブレの写真がある。

 

 

 

どんな初めても、息子は何食わぬ顔で過ごす。

 

 

「昨日からしてましたけど?」というふうに。

 

 

だからこちらも気づきにくいのである(?)。

 

 

「ほら、いま、ぼく初めて座ったよ!見てた!?」と、

もう少しアピールしてくれたらいいのに。

 

 

多分自分でも、いま初めて座ったことに気づいていない。

 

 

何度か経験して、「あ…すわ…ってる。これいまぼく、すわってるじゃん!」と、楽しくなるもよう。

 

 

それにあわせて私も、「あ…!やっぱそうだよね?最近座れるようになってたよね?」と、思う。

 

 

 

そんな風に息子の初めては、瞬く間に過ぎ去って…と言うと切なくなるので、

 

瞬く間に積み重なってゆく。