初めての防災訓練の後に
町内会の防災訓練に行った。
元消防士さんの講話、煙体験、消火実演、市の職員さんの講話、最後にはお弁当までいただけるという、かなり充実の内容。
しかも全部無料。
なのに、私たち以外みんなシルバーで、子育て世帯はうちだけ…
なんで!?
いつ災害に見舞われてもおかしくない昨今…
防災の知識を得ること、地域と繋がりを持つこと、そして頭じゃなく体に落とすべく訓練しておくこと。
めちゃくちゃ大事じゃない!?
しかもお弁当までついてるのに、なんで!?
「せっかくだから、お弁当は公園で食べてピクニックにしよう」と夫。
「いいねぇ!近くの病院に公園みたいなスペースがあると思うから、病院に行こっか!帰り道だし!」と、私。
夫「病院?」
私「病院!」
と、言うや否やもう歩き出す。
いただいたお弁当とお茶を持って病院に向かいスタスタ歩く。
思い立ったら吉日。
考えるより動く。
そんな性格が災いして横断歩道もさっさと渡る。
背中に熟睡中の息子をしょいながら、不安げについてくる夫。
病院に着く。
公園を探す。
すると、
無い。
公園が無い。
あんなにあると思っていた公園が無い。
なぜか。
「どこの病院にも当たり前に公園がある」わけではないからである。
というか、私の人生で 公園のある病院に巡り合ったことがあったかと今振り返る。
ない。
そう言えば無いや。
なぜそれなのに、公園 = 病院にある、と思ったのか。
人の勝手なイメージというのは、すごい威力を持っている。
私「公園は無いみたいだけど、食べるスペースは必ずあるよ」
と、不安げな夫を励ます。
日曜なので、急患入り口から入る。
子どもをしょって日曜の病院にわざわざ弁当を食べに来た人たちだと思われたくなくて、
守衛さんに、「セブンイレブンどこですか?」と、病院内にあるコンビニの場所を聞く。
これでは、子どもをしょって弁当を持ちながらわざわざ日曜に病院のコンビニに来た人だと思われたかもしれない。
守衛さん、何も聞かず「まっすぐ行って右です」と教えてくれる。
「ありがとうございます。」
まっすぐ行って右に向かうと、飲食スペースがあった。
私「ここで食べよう。あったかいしラッキー。」
今思えば強引である。
ピクニックしたかった夫を病院へ連れてきた罪は重い。
しかも夫は終始 息子をおぶっている。
体重は最近10キロになった。
それにしても、通る人通る人みんなマスクをしていた。
そんなウイルス注意報が発令されているに違いない場所で、
冬場に、赤ちゃんを連れて、ご飯を食べたのは良くなかったかもしれない。
祖父母に言うとこっぴどく叱られそうなので、私と夫と、読者のみなさんの間でのナイショにしておいてほしい。
妻