人生の選択(大きめ)
どこに住むか
だれと生きるか
どう働くか…
もっと小さなことで言えば、朝起きて何をするかー深呼吸するのか二度寝するのかー
ランチは誰と食べるのか、
髪型はどうするか、
連休の間に年休を取るのか取らないのかなど、
人生は選択で溢れている。
皆さんはこれまでの人生で、どんな「選択」シーンがありましたか。
そして、どう選択肢を選んできましたか。
現代日本を生きる中流階級の私たちには、選択肢があまりに多すぎる、と、私は思う。
それは贅沢極まりないことだ…ともちろん感謝でいっぱいなんだけど、それと同時に、いつも相当な不自由さを感じてしまう。
せめて、三択くらいから選ぶような人生だったら、どんなにか楽だっただろうに。
だけど現実は違う。
自由を手にした私たちは、この自由を、ありがたく享受して、存分に生かさねばならぬ。
または、この自由を自ら放棄するしかない。
私は、その時々に合わせて、自由の享受と放棄を組み合わせて生きているのだけど、
最近 我が家に訪れている最も大きな選択は、「いつから、どこに住むか」である。
私たちは、交際4ヶ月で できちゃった結婚をした。
お互いの住処は片道三時間以上かかるほど離れていたのに、当時の私たちは、なぜか確固たる自信のもと そのような行為に至った。
はっきり言って計画なんか微塵も無くてーついでに言うと貯金もお互い一円も無かったー、
あったのはただのノリと勢いだった。
ただ、「この人は運命の人に違いない」という根拠のない自信があったし、
妊娠が分かったときは、二人とも大喜びだった。
だけど先述した通り れっきとした無計画妊娠だったから、
どちらが拠点を移す? とか、それはいつ頃 決行する? とかは、なんにも決まってなかった。
というか、そもそも「一緒に住むのかどうか?」というところから、決まってなかった。
まぁ、ノリと勢いでいたしたという、その選択自体には一切の間違いも無かった、と、胸を張って言えるのだけど、
ーなぜなら こんなに素敵な我が子と巡り会えたからー
子どもが生まれてみると、
具体的に、「一緒に住むのか?住まないのか?」「住むとしたら、どこに住むのか(どちらが拠点を移すのか?)」「いつから新生活を始めるのか」など、
たくさんの選択をする必要性が生じた。
なぜなら、一緒に住みたいという気持ちが強くなったから。
別に結婚してるから一緒に住むわけでもなければ、
家族は一緒に住むべきだから一緒に住むわけでもない。
ただ、一緒に住みたいから、一緒に住む。
その上で、
どこに住む?(どっちが拠点を移す?)
いつからスタートする?
そんなことを、二人で決めていかなければならない。
理屈だけでもなければ、感覚だけでもない。
お互いの理屈と、お互いの感覚を持ち寄って、二人の着地点を見つけていく。
そうして納得いくまで本音で話し合って出した答えなら、きっとみんなで幸せにやっていける。
そんなこんなで、詳細はまた夫から書いてくれると思います。
(私は詳細を記すのが苦手。)
皆さんの人生において、最も本気の選択は、何でしたか。
妻